Google Chartsでタイムラインチャートを使ってみる
くまごろうです。
最近、Google Chartsにハマっています。
ちょっと前までd3.jsでガリガリとプログラムする必要あったことが、
ほぼノープログラミングでできます。
このうえなく、便利です。
さて、一般的なグラフはさておいて、今回はタイムラインチャートをとりあげます。
説明よりも見たほうが早いので、早速サンプルです。
2000年以降の総理大臣でタイムラインチャート
こうしてみてみると、小泉さん、長かったんだなあと感じますね。
そして、多くのかたが、きれいに1年ほどで終わってますねぇ。
いっそのこと、首相の任期を1年にしたほうがいいじゃないかしら、と思ってしまうくらいに。
そんなことはさておき、今回もプログラムの中身をご紹介します。
<script type="text/javascript" src="https://www.google.com/jsapi?autoload={'modules':[{'name':'visualization','version':'1','packages':['timeline']}]}"></script> <script type="text/javascript"> google.setOnLoadCallback(drawChart); function drawChart() { var container = document.getElementById('primiministars'); var chart = new google.visualization.Timeline(container); var dataTable = new google.visualization.DataTable(); dataTable.addColumn({ type: 'string', id: '代' }); dataTable.addColumn({ type: 'string', id: '名前' }); dataTable.addColumn({ type: 'date', id: '任期開始' }); dataTable.addColumn({ type: 'date', id: '任期終了' }); dataTable.addRows([ ['第84代','小渕恵三',new Date(1998,07,30),new Date(2000,04,05)], ['第85代','森喜朗',new Date(2000,04,05),new Date(2000,07,04)], ['第86代','森喜朗',new Date(2000,07,04),new Date(2001,04,26)], ['第87代','小泉純一郎',new Date(2001,04,26),new Date(2003,11,19)], ['第88代','小泉純一郎',new Date(2003,11,19),new Date(2005,09,21)], ['第89代','小泉純一郎',new Date(2005,09,21),new Date(2006,09,26)], ['第90代','安倍晋三',new Date(2006,09,26),new Date(2007,09,26)], ['第91代','福田康夫',new Date(2007,09,26),new Date(2008,09,24)], ['第92代','麻生太郎',new Date(2008,09,24),new Date(2009,09,16)], ['第93代','鳩山由紀夫',new Date(2009,09,16),new Date(2010,06,08)], ['第94代','菅直人',new Date(2010,06,08),new Date(2011,09,02)], ['第95代','野田佳彦',new Date(2011,09,02),new Date(2012,12,26)], ['第96代','安倍晋三',new Date(2012,12,26),new Date(2014,3,31)]]); var options = { timeline: { groupByRowLabel: false } }; chart.draw(dataTable, options); } </script> <div id="primiministars" style="height: 600px;"></div>
以前にご紹介した地図と同様に、宣言をして、そして表示するデータを作っていく、という流れは同じです。
GoogleChartsのいいところは、1つ使い方を覚えたら、
あとはその応用でいろんなグラフが書けるところですね。
今回の例ではここが宣言しているところです。
var container = document.getElementById('primiministars'); var chart = new google.visualization.Timeline(container); var dataTable = new google.visualization.DataTable(); dataTable.addColumn({ type: 'string', id: '代' }); dataTable.addColumn({ type: 'string', id: '名前' }); dataTable.addColumn({ type: 'date', id: '任期開始' }); dataTable.addColumn({ type: 'date', id: '任期終了' });
2行目の".Timeline"で1行目の場所にタイムラインチャートを書くよー、と。
3行目でデータを乗せる箱を作ってます。
そして".addColumn"はExcelっぽくいえば、列の名前とデータの型を宣言です。
そしてデータはここです。
['第84代','小渕恵三',new Date(1998,07,30),new Date(2000,04,05)],
データ型の宣言に沿って、ひたすら書いていきます。
宣言とデータを書き換えれば、時間軸でいろんな表現ができます。
たとえば時間軸で並べて情報を比較してみます。
主要国首脳の任期をタイムラインチャート
小泉さんの任期、長いなあと感じましたが、
諸外国首脳の任期と比較すると普通なんですよね。
こうみると、いかに日本の首脳の任期が短いことか。。。
ドイツのメルケルさんが首相になってから、日本は8回も首相がかわっています。
自分の在任期間中に取引先の社長が8回も交代されたら、
「この会社、大丈夫?」って思われますよね。
きっと日本の政治はそう思われているのかもしれない。
なんてことにタイムラインチャートを見ると気づけたりします。
他にも期間の比較や、移り変わりの比較を観るときに、
タイムラインチャートは便利です。
dataTableのところさえ書き換えれば、いろいろと応用が効くし、
簡単に使えますので、ぜひ一度お試しを。
では!