スライド作成力をつけるおすすめの本
「どうやったらプレゼンがうまくなりますか?」
「なにかおすすめの本はありますか?」
と聞かれることがありました。
プレゼンって、
1.相手が望むことを知り、
2.相手に動いてもらうメッセージを作り、
3.それをわかりやすくスライドで表現し、
4.きちんと喋って伝える
という4つの要素で成り立っています。
それで、この4つの要素が全部詰まっている本を、
僕は知りません。
特に世の中に出回っているプレゼン本は、
3か4に集中しているような感じだな、と。
しかも4に至ってはスティーブ・ジョブスと
TEDで占められているような感じがします。
付け加えると4はその人自身のスタイルを見つけることが大事なので、
僕はけっして「スティーブ・ジョブスの・・・」といったプレゼン本は
おすすめしません。
あのスタイルはスティーブ・ジョブスだから成り立っているわけで、
そうじゃない人がやると、ただ見ている側に全身に痛みが駆け抜けるだけですorz...
だけど、勇猛果敢にあのスタイルに躍りかかる人が後を絶たず、
マーケティング系のセミナーでは、寒さが死屍累々...
なにはともあれ、4のプレゼンテーションスタイルについては、
自分で試行錯誤し、回数を重ねるのが手っ取り早いです!
痛い思いを積み重ねるのが近道!!!
なので、とにかく場数を踏める環境ならどんどん踏み込んでいく。
場数がないなら自分で創り出す!という勢いでいきましょう。
ということで今回は「3.わかりやすくスライドで表現」に絞ります。
わかりやすくスライドで表現するには、図表が書かせません。
文字だけのスライドなら、Wordで十分。
なので図表づくりに効く本をご紹介します。
ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール
- 作者: ドナ・ウォン,村井瑞枝
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2011/04/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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複雑な数字データをいかにシンプルに図表で表現するかに
特化しています。
さまざまな例をもとに実際にグラフ表現を紹介しているので、
どう表現するか迷った時にリファレンスとしても使えます。
マッキンゼー流 図解の技術
- 作者: ジーンゼラズニー,数江良一,菅野誠二,大崎朋子
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2004/08/20
- メディア: 単行本
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さまざまな図表の例と解説が載っています。
特に途中に掲載されているさまざまな局面で使える
サンプル図の量は圧巻です。
これもリファレンス代わりに使えます。
プレゼンテーションZEN
- 作者: Garr Reynolds,熊谷小百合
- 出版社/メーカー: 丸善出版
- 発売日: 2014/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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プレゼンテーションの準備段階から解説している点と、
シンプルさを重視している点でとても参考になります。
大事な情報をいかにシンプルに強調して伝えるという
スキルを身につけられる一冊です。
ノンデザイナーズ・デザインブック
- 作者: Robin Williams,吉川典秀
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スライド上のオブジェクトの配置から色使いまでを
教えてくれる本です。
デザイナーではない人が対象なので、
ビジネスパーソンがパワポを使いはじめるときに読んで、
これに沿ってスライドデザインするだけでも、
かなり見やすいものに仕上がると思います。
ほかにも思い出したらちょこちょこ追加していってみます。
では!