積み上げ棒グラフ その2
こんにちは、くまごろうです。
前回に引き続き、積み上げ棒グラフのお話です。
前回の最後、トヨタさんとホンダさんの国別売上高を金額で比較しました。
トヨタさんとホンダさんの売上の大きさの違いが明確になりました。
あわせて、両社がどこに売上の重きがあるかも見えそうなところまできました。
今回はその”重み”を積み上げ棒グラフで表現する方法をご紹介します。
積み上げ棒グラフを比率で表現する
”重み”を表現し、複数の観察対象を比較するには、金額などありのままの姿ではなく、比率に変えて見てあげる必要があります。
前回のグラフを、両社の全世界売上高を100として比率を出します。
それを積み上げ棒グラフにすると、こうなります。
金額というありのままの姿では、売上高の大きさが違うことが明瞭になりました。
今回の表現では、両社が「どこで」売上高が大きいのか?の違いが明瞭になります。
トヨタさんは半数近くを日本国内で、ホンダさんは半数近くが北米で、そして80%が海外での売上となります。
両社の主戦場の違いが見えてきますね。
トヨタさんの売上は国内景気に大きく左右されるだろう、ホンダさんは北米をはじめ、海外の景気に売上が左右されるだろう、という仮説も立てられます。
このように比率を出して、棒グラフにしてあげると、複数の観察対象を構成の違いが明瞭になります。
今回のまとめです。
まとめ
- 観察対象ごとの構成の違いをみたいときは、値を比率にして、積み上げ棒グラフにする。
次回はグラフ基本編の最後として、散布図をご紹介します。