くまのつぶやき

かんがえる、きめる、はかる、つくる、つたえるにまつわるスキルやテクニックを書いてます。ときどき、はたらきかたとか、気になったこととかも。

マンダラートの使い方

どうも、くまごろうです。

 

先日のワークショップでご紹介したマンダラート。

使い方をしっかり説明しきれてなかったので、この場で補足しますー。

 

本題に入る前に、ひとつ。

なんでも、世の中にはマンダラートとマンダラチャートがあるそうです。

どちらも、僕の理解が至らず違いがわかりません。

ただ最初に知ったのが「マンダラート」だったので、ここでは「マンダラート」でいきます。

 

マンダラートってなに?

僕の理解はこうです。

9つのマス目を作って、真ん中にそのとき考えたいことを置いて、その周りに発散させたり、具体化したり、抽象化できる便利なツール

 

アタマが凝り固まっているとき、これを使うとほぐれるし、具体と抽象のキャッチボールにも使えます。

 

白紙の状態のマンダラートはこちらです。

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今日は僕がマンダラートを使っている方法をいくつか紹介します。

 

1.グループワード=抽象を具体化する

たとえば「果物」を真ん中におきます。

そうすると、「果物」を具体化して、マンダラっていくとこうなります。

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こういう感じで、グループを意味する言葉を、具体化するときに使えます。

具体をさらに具体にしていくこともできますよね。

たとえば「りんご」も「ふじ」、「つがる」、「シナノゴールド」とどんどん具体化して分解していけます。

やりはじめたら止まりません^^;

 

2.具体から抽象へ

たとえば「りんご」を真ん中に置きます。

今度はりんごをりんごたらしめる要素を考えてみます。

例えば「赤い」、「丸い」とか。続けてマンダラるとこうなります。

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これもやり始めたらきりがなくなりますね。

「丸い」を真ん中にもってきたら「硬貨」、「ボール」、「トンネル」、「電球」とか・・・

 

具体から抽象、抽象から具体を繰り返すだけでも、発想はどんどん広がっていきます。

3.かんがえる対象を5W2Hで分解

抽象化と具体化、拡げたり絞ったりを繰り返すうちに、1つのテーマについて深く考えたく成る時あると思います。

そういうとき、5W2Hでマンダラるとより具体的に明確に考えられます。

「冷たいりんご」をアイデアとして思いついたとします。そうしたら、この製品を深掘りするため5W2Hで考えてみます。

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1回だけでは練りきれないです。

でも1度アウトプットしてみることで、
イデアのイケてないところが見えてきます。

イケてなければ、そこをイケてるようにするには?と、
また続けて練っていきます。

 

ひとしきりマンダラったら、ロジックツリーにするとヌケモレチェックできます。

具体と抽象を繰り返すうちに、ネタ切れになっていきます。

そうしたら、いったんこの発散モードのマンダラさんから離れます。

そして、論理思考、というか整理指向なロジックツリーにまとめていきます。

たとえば、ここまでに書きだしたことをまとめるとこうなります。

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全体をみて、偏りや足りてないところが見えたら、

そこを起点にマンダラります。

 

パソコンでやるなら、マインドマップもオススメ!

マンダラートは専用ソフトか、手書きで、となります。

手書きでやると発想がガンガン広がるのでオススメです。

とここまで書きつつ、マインドマップのパソコンソフトもけっこうガンガン書けるなあ、と。

最近はFreemindというフリーソフトを使っています。

これがなかなか小気味良く入力できます。

参考までにここまで描いたことを、マインドマップにしたものを載せますね。

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 マインドマップも書き始めると止まらなくなります。

どんどんつながっていき、発散と収束を繰り返し、
具体と抽象をいったりきたりするにはぴったりなツールです。

 

マンダラートは発想をどんどん拡げていくとき、
具体と抽象のキャッチボールに使えるツールです。

まとめはロジックツリーかマインドマップでやってみると、
さらに発想の拡がりをたすけてくれますー。

 

ロジックツリーとマインドマップは、また別の機会にご紹介します。

 

ではまた!

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