文章のなかで「・」や「/」は使わない
ご無沙汰してます、くまごろうです。
久しぶりに書くのに記事が分析じゃなくて恐縮です。
あ、そうそう、いろいろと考えて、
このブログは僕がワークショップでメインテーマにしてることを深掘りしたり、
補完したりするという感じでいこうと決めました。
ということで、今回は「つたえる」にまつわるお話です。
スライドの前に文章じゃない?
ワークショップの取り組みをランチを食べながら、友人に話す機会がありました。
するとその友人から「パワポづくりもいいけど、その前に日本語がなってないと伝わらないよ」と。
至極もっともだと感じ入るのでした。
すごくいいスライドも、日本語がハチャメチャだと、
その瞬間に猛スピードで、気持ちが遠ざかっていきます。
とはいえ、わかりやすい日本語=文章って、けっこう訓練が必要です。
では、即効性のあるテクニックってないかしら?と思ったのです。
そしたら、ありました。
それが今回のタイトル「・」や「/」は使わない、です。
「"・"ってAndなのOrなの?」
いまから20年くらいまえ、最初の会社で書類を作って、上長にもっていったときのこと。
いきなり言われたのがこれでした。
上長いわく「・」や「/」や読み手がそのつながりを想像しなければいけない。
場合によっては、書き手の意図と全然違うように解釈するかもしれない。
それだけで、コミュニケーションのミスマッチが起こり、
あとあと面倒の火種になる、と。
たとえば「しょうゆ・ソースでお召し上がりください」って書かれたら、どう思いますか?
「しょうゆ または ソース でお召し上がりください」
か
「しょうゆ と ソース でお召し上がりください」
のどちらにも解釈できてしまいます。
ま、しょうゆとソースなので混ぜないだろうと思って、どちらか使えばいいんだと認識する人が多いでしょう。
でも、もしかしたら、極稀に「これは、しょうゆとソースを混ぜると、さらにうまいんだな!」と思って、やらかしちゃう人、いるかもしれません。
そうしたら、ぜんぜん美味しく感じなくてクレームになってしまうかも・・・
たったひとつの「・」がトラブルの元になってしまうかも・・・
だから記号で省略しないで、きちんと文章にすることが大事なんです。
実践はカンタン。見つけたら「と」か「または」に置き換えるだけ
このテクニックは、とても簡単にできます。
とにかく「・」や「/」を見つけたら「と」か「または」に置き換えていけばいいんです。
これだけでも、格段にわかりやすく、伝わりやすくなります。
つい先日も人から文章のチェックを頼まれて、ほとんどOKだったんだけど、
「・」が気になったので、文脈から「と」と「または」で置き換えていきました。
すると、その文書を第3者がみたら「とてもわかりやすい」とおっしゃってました。
もともと書いた本人はあまりわかりやすいと思っていなかったようで、
「どんなマジックを使ったんですか?」と聞かれました。
でも、なにもやってないんです。
ただ、日本語で伝えるために、全編日本語にしただけ、なのです。
ということで、シンプルですが強力なテクニックなので、オススメです!