くまのつぶやき

かんがえる、きめる、はかる、つくる、つたえるにまつわるスキルやテクニックを書いてます。ときどき、はたらきかたとか、気になったこととかも。

面積図

どうも、くまごろうです。

 

図解の技編、第2回は面積図です。

 

面積図もシンプルで、シンプルだからこそ伝えるチカラが強いです。

 

では、さっそくいきましょう!

面積図は、伝えたい情報を大きさで表現します。

たとえば、こんな情報があったとします。

100人にアンケートをとりました。

質問は2つ。選択肢は2択。

質問1.消費税増税前に駆け込み消費をする。選択肢[はい・いいえ]

質問2.消費税増税後は消費を抑える。選択肢[はい・いいえ]

 

アンケート結果はこのようになりました。

駆け込み消費をする かつ 増税後の消費を抑える : 35人

駆け込み消費をする かつ 増税後の消費を抑えない : 20人

駆け込み消費をしない かつ 増税後の消費を抑える : 40人

駆け込み消費をしない かつ 増税後の消費を抑えない : 5人

この情報を2軸で分割であらわすとこうなります。

2軸分割でアンケート結果をあらわしてみた

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これでも伝わりますね。

ただ、せっかく数字があるので、これをインパクトあるカタチにしたいですね。

ということで、面積図にしてみます。

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面積図にすると、「駆け込み消費しない かつ 消費抑制する」の大きさが際立ちます。

キャプションに下線を入れたり、フォントサイズを調節して、メッセージの強さを変えています。

 

では、この面積図、パワポでの作り方をお伝えします。

パワポで面積図のつくり方

1.Excelで箱の大きさを計算しておく

まずアンケート結果の数字をまとめます。こんなかんじです。

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続いて、総合計に対する比率と、横軸の合計に対する比率を計算します。

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最後にパワポで描きたい箱の大きさを計算します。

ここでは100%を縦15cm、横15cmとます。

そして各セルに、さきほど計算した比率☓15を入力していきます。

これが縦横の長さを計算した結果です。

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あとはこの情報をもとにパワポで箱を作っていきます。

 

2.まずは高さを設定する。

これは好き嫌いなのですが、僕はまず高さを設定します。

さきほどExcelでもとめた「合計」のところの数値を使って、箱の高さを設定します。

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3.幅を設定する。

次にExcelで求めた幅を設定します。

「する・する」、「する・しない」、「しない・する」、「しない・しない」の組み合わせのセルで求めた値を設定します。

そうするとこうなります。

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だいぶらしくなってきましたね。

 

4.キャプションや値を加えて整える。

最後に縦横それぞれの軸に対する説明や、箱の中に値を加えていきます。

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ちょっと手間がかかるように感じますよね。

僕も最初、慣れるまではちょっと面倒でした。

 

でも、繰り返せば慣れていきますので、そこは大丈夫です。

 

なによりも、会議やプレゼンの場で、面積図は情報の重みを伝えるのに効果的です。

なにせ誰がどう観ても、どこに重みがあるのかが一目瞭然です。

だから、議論が余計なところにいかないようになります。

 

ということで、非常に強力なツール、面積図、ぜひぜひ活用してみてください!

 

ではまた。

 

 

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