くまのつぶやき

かんがえる、きめる、はかる、つくる、つたえるにまつわるスキルやテクニックを書いてます。ときどき、はたらきかたとか、気になったこととかも。

文章のなかで「・」や「/」は使わない

ご無沙汰してます、くまごろうです。

久しぶりに書くのに記事が分析じゃなくて恐縮です。

あ、そうそう、いろいろと考えて、
このブログは僕がワークショップでメインテーマにしてることを深掘りしたり、
補完したりするという感じでいこうと決めました。


ということで、今回は「つたえる」にまつわるお話です。

スライドの前に文章じゃない?

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Webマーケティングのみなさん、「感動集客」は一読の価値ありありです。

くまごろうです。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。

今回は読んだ本について話します。

感動集客

感動集客

最近このブログをはじめてみて、
あらためてWebを見てもらう方法に興味がわきました。

そんな矢先、Amazonで、この本にめぐりあいました。

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進撃の巨人 13巻を読んで、ビジネスにからめて考えてみる

進撃の巨人(13) (講談社コミックス)

進撃の巨人(13) (講談社コミックス)

読みました。

新たな展開に入り面白さが増してきています。

クリスタ=ヒストリアの過去の話とかも、
これからどういう展開を見せるのか、
とても気になります。


そんななか、リヴァイ兵長のひとことが、いい感じです。

不足を確認して
現状を嘆くのは
大事な儀式だ

現状を楽観視しすぎる会社や組織、多いです。

自分たちのチカラを過信しすぎたり、
競合を過小評価したり、
外部環境の変化がないと決めつけたり、
お客様のロイヤリティが高いと思い込んだり・・・

そういう都合のいい前提をおいて、
戦略を考えたり、
戦略すら検討しない場合、
ほとんどビジネスは成功しないです。


だからこそ、「こうなりたい!」と達成目標を立て、
いまの位置を客観的に確認し、
「ああ、だめじゃん、いまのままじゃ」と嘆き、
「じゃあ、どうする?」と考えること、
大事な”儀式”です。

考えるだけでなく、立ち向かう方策を立て、実際に動く。


リヴァイ兵長のことばから、ビジネスでの大事な学び、
いただきました。

Google Chartsでタイムラインチャートを使ってみる

くまごろうです。

最近、Google Chartsにハマっています。

ちょっと前までd3.jsでガリガリとプログラムする必要あったことが、
ほぼノープログラミングでできます。

このうえなく、便利です。

さて、一般的なグラフはさておいて、今回はタイムラインチャートをとりあげます。

説明よりも見たほうが早いので、早速サンプルです。

2000年以降の総理大臣でタイムラインチャート




こうしてみてみると、小泉さん、長かったんだなあと感じますね。
そして、多くのかたが、きれいに1年ほどで終わってますねぇ。
いっそのこと、首相の任期を1年にしたほうがいいじゃないかしら、と思ってしまうくらいに。


そんなことはさておき、今回もプログラムの中身をご紹介します。

<script type="text/javascript" src="https://www.google.com/jsapi?autoload={'modules':[{'name':'visualization','version':'1','packages':['timeline']}]}"></script>
<script type="text/javascript">

google.setOnLoadCallback(drawChart);
function drawChart() {
  var container = document.getElementById('primiministars');
  var chart = new google.visualization.Timeline(container);
  var dataTable = new google.visualization.DataTable();

  dataTable.addColumn({ type: 'string', id: '代' });
  dataTable.addColumn({ type: 'string', id: '名前' });
  dataTable.addColumn({ type: 'date', id: '任期開始' });
  dataTable.addColumn({ type: 'date', id: '任期終了' });
  dataTable.addRows([
['第84代','小渕恵三',new Date(1998,07,30),new Date(2000,04,05)],
['第85代','森喜朗',new Date(2000,04,05),new Date(2000,07,04)],
['第86代','森喜朗',new Date(2000,07,04),new Date(2001,04,26)],
['第87代','小泉純一郎',new Date(2001,04,26),new Date(2003,11,19)],
['第88代','小泉純一郎',new Date(2003,11,19),new Date(2005,09,21)],
['第89代','小泉純一郎',new Date(2005,09,21),new Date(2006,09,26)],
['第90代','安倍晋三',new Date(2006,09,26),new Date(2007,09,26)],
['第91代','福田康夫',new Date(2007,09,26),new Date(2008,09,24)],
['第92代','麻生太郎',new Date(2008,09,24),new Date(2009,09,16)],
['第93代','鳩山由紀夫',new Date(2009,09,16),new Date(2010,06,08)],
['第94代','菅直人',new Date(2010,06,08),new Date(2011,09,02)],
['第95代','野田佳彦',new Date(2011,09,02),new Date(2012,12,26)],
['第96代','安倍晋三',new Date(2012,12,26),new Date(2014,3,31)]]);

var options = {
    timeline: { groupByRowLabel: false }
  };

  chart.draw(dataTable, options);
}
</script>
<div id="primiministars" style="height: 600px;"></div>

以前にご紹介した地図と同様に、宣言をして、そして表示するデータを作っていく、という流れは同じです。

GoogleChartsのいいところは、1つ使い方を覚えたら、
あとはその応用でいろんなグラフが書けるところですね。

今回の例ではここが宣言しているところです。

  var container = document.getElementById('primiministars');
  var chart = new google.visualization.Timeline(container);
  var dataTable = new google.visualization.DataTable();

  dataTable.addColumn({ type: 'string', id: '代' });
  dataTable.addColumn({ type: 'string', id: '名前' });
  dataTable.addColumn({ type: 'date', id: '任期開始' });
  dataTable.addColumn({ type: 'date', id: '任期終了' });

2行目の".Timeline"で1行目の場所にタイムラインチャートを書くよー、と。
3行目でデータを乗せる箱を作ってます。

そして".addColumn"はExcelっぽくいえば、列の名前とデータの型を宣言です。


そしてデータはここです。

['第84代','小渕恵三',new Date(1998,07,30),new Date(2000,04,05)],

データ型の宣言に沿って、ひたすら書いていきます。

宣言とデータを書き換えれば、時間軸でいろんな表現ができます。

たとえば時間軸で並べて情報を比較してみます。

主要国首脳の任期をタイムラインチャート



小泉さんの任期、長いなあと感じましたが、
諸外国首脳の任期と比較すると普通なんですよね。

こうみると、いかに日本の首脳の任期が短いことか。。。

ドイツのメルケルさんが首相になってから、日本は8回も首相がかわっています。

自分の在任期間中に取引先の社長が8回も交代されたら、
「この会社、大丈夫?」って思われますよね。

きっと日本の政治はそう思われているのかもしれない。

なんてことにタイムラインチャートを見ると気づけたりします。


他にも期間の比較や、移り変わりの比較を観るときに、
タイムラインチャートは便利です。

dataTableのところさえ書き換えれば、いろいろと応用が効くし、
簡単に使えますので、ぜひ一度お試しを。

では!

タイトルでスライドを要約する

どうも、くまごろうです。

 

久しぶりにスライドのつくり方で話してみます。

 

今回のテーマはタイトルです。 

タイトルをスライドの要約にする3つの理由

大きな理由は3つです。

  1. 聞き手が理解しやすくなる
  2. 自分の理解度を確認できる
  3. プレゼン時間が極端に短くなっても大丈夫

1つずつ解説します。

1.聞き手が理解しやすくなる

タイトルがスライドの要約になっていると、聞いている人は安心します。

多くの場合、プレゼンは相手にとって初めて聞く情報です。

すべてを理解しようとすると、かなり疲れます。

だけど、大事なポイントに情報が絞られていれば、インプット情報が少なくなります。

インプットが少ないと、処理すべき情報が少なくなります。

そうすると1つの情報に避ける理解のための時間が多くなります。

その結果、プレゼンが理解しやすくなります。

とはいえ、伝える人は、盛り込みたい情報や、外せない大事なこともあるでしょう。

その結果、情報過多になり理解し難いスライドになってしまいます。

 

そこで、スライドの要約をタイトルにすることが大事になります。

伝える側、聞き手、双方にとって、要約されたタイトルは道標になります。

聞き手は道標さえ追いかければ、大筋理解できます。

伝える側にとっても、一番大事なことをギュッとまとめて伝えることで、伝えたいことがより伝わりやすくなります。

2.自分の理解度を確認できる

カタカナ言葉だらけのタイトルや、英字3文字だらけのタイトル。

あなたがそんなタイトルのスライドを作った時、本当に内容を理解できてますか?

極端にタイトルが短い時、本当に必要だとかんがえて、そのスライドを作っていますか?

 

タイトルは、自分自身が伝える内容の理解度をはかる指標です。

そして、タイトルだけを追いかけてみると、プレゼン全体で主張が一貫しているか?、つながりがあるか?を確認できます。

またタイトルとスライド本文を見比べて、きちんと整合していることも確認できます。

 

タイトルをきちんとスライドの要約にすると、自分の理解度を確認できるのみならず、プレゼン全体の流れやつながりもチェックできます。

 

3.プレゼン時間が極端に短くなっても大丈夫

プレゼンする相手が経営者だったり、忙しい方だと、アポイントが1時間でも、「5分で!」となることがあります。というか「よくあります。」

 

「1時間じゃないと説明しきれないorz...」だと、その瞬間にチャンスが泡と消えます。

 

タイトルが要約になっていると、最悪、タイトルだけまとめて伝えていけば、言いたいことは伝わります。

 

理想は「要約」のスライドを作っておくことです。

でも、要約を作る時間がないとき、タイトルで伝えます。

なかでも結論、理由、例示、結論を描いているスライドだけ話せば、5分で伝えたい要点は伝わるでしょう。

 

こうした事態に備えるためにも、タイトルはしっかり要約となっていることが大事です。 

メールのタイトルを本文の要約にして、日々訓練!

プレゼンの機会が多いかたなら、日々スライドを作りながら、きちんと要約できているかをチェックしましょう。

自分でやるのが難しいなら、同僚や家族など身近で協力してくれる人を探して、みてもらいましょう。

僕は大事なプレゼンの前は、同僚にプチプレゼンします。それで、わからないところをいってもらいます。

また自分で話していて、タイトルで伝わりづらいと感じることもあります。

こうやって、事前におかしなところ、おかしそうなところを発見して、手直ししていきます。

 

プレゼンの機会があまりない、とか、スライドづくりの経験が少ない場合でも、訓練の場面はあります。

 

それは、メールのタイトルを本文の要約にすることです。

忙しい人だと1日に数百通もメールを受け取っています。

そんな人には、タイトルだけで”伝えたいこと”、”相手に期待すること”が伝わるのが一番です。本文を開かなくてもいいから、相手にとっても嬉しいです。

 

デスクワークの方や、営業の方なら、メールを書く機会、多いことでしょう。

社内向け、お客様向け、どのような場面でもいいので、「タイトルを本文の要約にする」を心がけて書いてみましょう。

 

この積み重ねが、スライドづくりにも役立ちます。

 

「理科系の作文技術」でタイトルや文章作りを学べます。

 要約するには、内容を切り詰めながらも、わかりやすく、伝わる文章にしなければなりません。

そのやりかたを学ぶには、この本がおすすめです。

 

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

理科系の作文技術 (中公新書 (624))

 

 

この本は理系学生向けに文章の書き方指導の本です。

文章の書き方は、プレゼンやスライド作りにも共通します。それは論理的につながりのある情報を相手にわかりやすく伝えるという点においてです。

この本では文章のつくり方から、簡潔にわかりやすい伝え方を解説しています。また、状況に応じた伝え方、情報のまとめかたにも言及していて、とても学びが多いです。

 

今回の「タイトルでスライドを要約する」について、僕はこの本の以下の引用がとてもフィットすると考えています。

「簡潔に」というが、短ければいいというものではない。いま見たとおり必要な要素はもれなく書かなければならない。必要ギリギリの要素は何々かを洗い出し、それだけを、切り詰めた表現で書く、一語一語が欠くべからざる役割を負っていて、一語を削れば必要な情報がそれだけ不足になる。そいういうふうに書くのが理科系の仕事の文書の書き方の理想だ。

昨今、仕事ではメールやスライド、文書で伝える機会が多いです。それは理科系、文化系関係なく、そうなっています。

だから、このくらいの気持ちで、言葉一つ一つがかけがえのないパーツだと思えるまで磨き上げて、タイトルを作りたいものです。

 

ではまた!

新社会人のひとたちへ

どうも、くまごろうです。

明日は4月1日ですね。

僕はかなり昔に大学を卒業して、働き始めました。

そして明日から働きはじめる人、たくさんいると思います。

もし、そんな人へ何かひとこと、といわれたら、何をいうかなあと考えてみました。

ということで、余計なお世話ですが、ひとつだけ、書いてみます。

自分に素直になる

すごくシンプルすぎてすみません。
で、どんなところ”素直”になるかですね。

やりたいことは、やってみる。

この歳になると、人間明確に2つに分かれます。

やりたいことをやった経験のある人と、
自分の気持ちを封じてきた人。

多くの人が社会人になるって、自由という切符を駅員に渡して、
不自由という切符をもらうように、みなさん感じているみたいです。

でも、考えれば、トライできることいっぱいあると思います。

やらないで後悔する人の後悔たるやハンパじゃないです。
もうお酒一緒に飲んでいるだけで、自分も何もしてこなかった人生のように感じます。

いっぽう、やりたいことをやった人は、すべての経験に後悔がないです。
軽い後悔もあるんでしょうが、すべての経験から学び、今に活かしています。

この差はでかいです。

「はじめの一歩」にありましたが、
経験したことのあるパンチは、
もう一度受けるときに耐えられます。

痛みの程度がわかっているから、踏ん張れるのです。

だけど、経験がないパンチは、受け止めきれないです。
一発で倒れてしまいます。

やりたいことをやって、リアルに楽しいこと、痛かったことの積み重ねは、
大人になるほど遭遇する未知の経験への免疫力を高めます。

だから、やらないで後悔するくらいなら、やって後悔する、それが大事です。

嘘をつかない。

たぶん、ちょっとしたミスとか、隠したくなっちゃうと思います。

怒られるの恥ずかしいし、嫌だし。

だから、嘘をついちゃうと思います。

でも、このちょっとした嘘が、嘘を呼び、そのうちエライことになるかもしれません。

そして、若いうちに小さな嘘で塗り固め始めると、歳をとってくると、えらい目に会う時がきます。確実に。

だから、ちょっとしたミスや間違いは、きちんと報告し、相談し、リカバリーしましょう。

ちょっとは怒られるかもしれません。

だけど、人間、ミスするものです。
いかに、そこから挽回できるチカラを持つことが大事です。

若いうちにできる小さいミスとその挽回から、いつか大きい仕事を任された時、
リスクマネジメントがうまくいかなかったときに、大回復できるチカラがつきます。

話を聞く。聞いて、動いてみる。

新入社員って物珍しいので、いろんな人がいろんなこと、いってくると思います。

直属の上司や先輩以外も、先輩面して近づいてくることでしょう。

そして、いろんなことをいってきます。

それは玉石混交で、役に立つこと、役に立たないこと、なかにはひどく騙されることもあります。

でも、それもいったん受け取って、やってみましょう。ヤバイ、と嗅覚が働いたら撤退だけど。

そして、やってみて、自分にフィットすること、ガセしかいわないひと、考えが甘い人などなど、
人を見極める嗅覚をつけていくことが大事です。

この嗅覚を身につけていくと、ヤバイことに巻き込まれないチカラや、
「この人は!」という人に巡り合える確率があがります。

だから、ちょっとうざいなあと思っても、話しかけられたら応え、
話す機会があれば、自分から話してみましょう。



それにしても、こういうことを書いている時点で、自分がすっかりおじさんだなあと、
強く再認識するのでした。


それでは、みなさん、明日からステキな日々となりますように♪

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